平成16年度学術講演会
2004.8.20-22 福岡県北九州市 新道寺小学校平尾分校
· 公開行事
1. 記念講演会 「ハンガリーのカルストと洞窟」
座長:浦田健作(東京都立大理学部)・岡本 透(森林総合研究所)
講師:ラースロ・ザンボ(ハンガリー、エオトバス・ローランド大理学部)
2. 公開シンポジウム 「やま・みず・どうくつ・いきものたち*平尾台カルストの自然保護と環境教育《
座長:染谷 孝(佐賀大農学部)
講師:
宗 正憲(福岡県平尾台自然観察センター):平尾台の自然観察と保護への取り組み
久下洋一(北九州市平尾台自然の郷):環境体験自然公園への取り組み
吉野了嗣(NPO法人ひらおだい自然塾):平尾台に新しい学校をつくる取り組み
藤井厚志(いのちのたび博物館):平尾台はどのようにしてできてきたのか? 平尾台の地学的自然環境の特徴?
浦田健作(東京都立大学理学部地理学教室):平尾台の人文環境の特徴
· 一般講演(口頭発表)
1. カマネコ探検隊20年の奇跡の軌跡・・・・染谷 孝・飛鷹和久・木村洋紀・中村喜幸・浦田健作(カマネコ探検隊)
2. 石灰岩洞窟内で発見された九州産ニホンオオカミ遺骸
・・・・・・ 長谷川善和¹・小原 厳¹・曾塚 孝²(¹群馬県立自然史博物館・²北九州ケイビングクラブ)
3. 平尾石灰岩層の地質学上の問題点に対する新しい観察と解釈
・・・・・・ 浦田健作¹・福山繭子²・西山忠男²(¹東京都立大理学部)(²熊本大理学部)
4. 超高感度トレーサ法による平尾台の地下水流動調査 ・・・・・・・・・・・・・ 小野 孝・内田唯史(財団法人 九州環境管理協会)
5. トゥファから北九州工業地帯の大気汚染変遷を読み取る ・・・・・・・・・・ 栗崎弘輔・杉原真司・吉村和久(九州大院理)
6. 平尾台石灰岩の構造発達史(試案) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 藤井厚志(いのちのたび博物館)
7. 安家カルスト北部における黒色土の分布と土壌の炭素同位体比
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 岡本 透・池田重人・相澤修平・石塚成宏(森林総合研究所)
8. 洞窟研究は地球を救う(Speleology will save the Earth) ・・・・・・・・・・・・・ 狩野彰宏(広島大理学部・地球惑星システム)
9. 韓国,済州道,金寧里,海面下溶岩洞窟(ケウセツ窟)の地形解析,X線分析と水質分析
・・・・・・ 沢 勲・大橋 健(大阪経済法科大)・金 柄宇(韓国 尚志大学校)・皇浦相源(韓国 新興大学)・金 昌椊(韓国 済州産業情報大学)
· <招待講演>
1. Introduction of Caves and Caving In Korea ・・・・・・・・・・ Yong-shik, Park(Korean Spelunker Society)
· 一般発表(ポスターセッション)
1. 沖縄県伊良部島カナマラアブから産出した脊椎動物化石の概要報告
・・・・・・ 中川良平¹・山内平三郎²(¹京都大理学部)(²沖縄県ケイビング協会)
2. 沖縄県玉泉洞から産出した海成層由来の脊椎動物化石
・・・・・・ 沼波 信¹・中川良平¹・山内平三郎²(¹京都大理学部)(²沖縄県ケイビング協会)
3. 平尾台牡鹿洞Chamber 2から産出した第四紀後期哺乳類化石群集について
・・・・・・ 中川良平¹・吉村和久²(¹京都大理学部)(²九州大理学部)
4. 平尾台青龍窟洞口ホールから新たに発見された馬の歯について
・・・・・・ 濱田典子¹・中川良平¹・浦田健作²(¹京都大理学部)(²東京都立大理学部)
5. 平尾台の水文地質と地質構造 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 藤井厚志(いのちのたび博物館)
6. 秋芳洞清河新洞の探検 新天地の発見 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 櫻井進嗣(西日本洞窟潜水研究会)
7. 縞状トゥファ中の高解像度降水記録 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 川合達也・狩野彰宏(広島大理学部)
8. サンプを埋積する砕屑物から読み取れるその堆積過程と洞窟環境*広島県帝釈峡「幻の鍾乳洞《の例
・・・・・・ 石原与四郎¹ ・浦田健作²(¹福岡大理学部)(²東京都立大理学部)
9. 青木ヶ原溶岩流・鳴沢村ジラゴンノ樹型群の形成に関する考察*「鳴沢スパイラルク《は所謂スパイラルクではない*
・・・・・・ 本多 力
10. 奧多野かんな姫計劃 洞窟探検絵巻における田戸呂山鐘乳穴*立処鐘乳洞との比較考察*
・・・・・・ 千葉伸幸・村野哲雄・中野ちえ・黒田さち子(地底旅団ROVER元老院)
11. 硫黄島 ~環境と洞窟~ ・・・・・・ 石川典彦(国土地理院)
· 洞窟学シンポジウム「日本に洞窟ヒストプラズマ症はあるか?」 我が国と世界のヒストプラズマ症
座長:染谷 孝(佐賀大農学部)
講師:槇村浩一(帝京大 医学部真菌研究センター):世界と日本のヒストプラズマ症
菊地 賢(東京女子医科大感染症科):我が国のヒストプラズマ分布調査について
杉田 隆(明治薬科大微生物学教室):コウモリグアノの菌相解析
松村澄子(山口大理学部):洞窟性コウモリについての最近のトピックス
立原 弘(NPO法人火山洞窟学会):海外洞窟探検でのケイバーの健康管理について