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国際洞窟救助訓練報告

Report of Stage Secours International 1997 - Speleo Secours Francais

日本洞窟学会洞窟救助委員会 後藤 聡


通信、管理

 訓練6日目。総合演習の終った日の夜に通信システムについての講義があった。 そこでは無線での通信システムについて話されていたが、 話が専門的であったのと語学力不足により良く理解できなかった。 しかしながら、無線の周波数はVLFとLFでかなり低い。 具体的には40,80,250KHzと1800KHzとのことである。 出力は1-10Wで供給電圧は9-12V、無線機の重量は2.5Kgとのことであった。

 訓練7日目の午前中は前日までの活動で汚れた装備を川で洗い、 午後から管理・マネージメントなどについての講義があった。
 講義内容はコマンドコントロール、消防、警察との関係、人員管理などについてであった。 この中で最後に予算についての話があり、昨年度にSSFが使った金額は50万フランということであった。 日本円にして約1000万円である。 1995年には40回の出動があり35万フランを使っている。 ただし、これらの費用はレスキューにかかった実費や人件費を含んでいて、 純粋なSSFの予算は年間3万フランで、その内1万フランは装備購入費用とのことであった。

講義に使用した宿舎。背後には石灰岩の崖が見える。 食堂。基本的に朝食と夕食はここで食べ、昼飯はピクニックランチ形式であった。

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